セレッソ大阪スポーツクラブ

皇后杯関西大会 1回戦 ディアブロッサ高田FCソヒィーゾ戦|レビュー:

2023.08.28
2023年8月27日(日)第52回関西女子サッカー選手権大会 兼 皇后杯JFA第45回全日本女子サッカー選手権大会関西大会 1回戦
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 0-1 ディアブロッサ高田FCソヒィーゾ
試合詳細 >
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本日、御所市民運動公園にて皇后杯JFA第45回全日本女子サッカー選手権大会関西大会が行われました。
トーナメント方式で行われた今大会。決勝まで残った2チームに本大会出場権が与えられます。
本大会の出場を目指し、本日の開幕戦を戦います。

試合は立ち上がりから動きます。
前半6分。相手のCK。低い弾道で蹴られたボールはニアで楠が弾き返します。しかし、そのボールをペナルティーエリア角で相手に拾わてミドルシュートを打たれ、先制点を奪われます。
先制点を奪われましたが、その1分後。ハーフライン付近でボールを持った飯田。その瞬間に相手の高いラインの背後へと木下がアクションを起こします。それを見逃さずに飯田がボールを送り込みます。完全に抜け出したかに思えましたが、上手くボールコントロールが出来ず、相手に防がれてしまいます。
その3分後。牧口から横パスを受けた楠が杉本へと縦パスを送ります。杉本はそのパスをワンタッチで木下へ送り、木下が相手DFラインの前で前向きになります。その瞬間、古田が目の前のCBを外してパスを待ちます。木下もそれを見逃さず古田へスルーパスを送りますが、あと一歩のところでパスが合わずチャンスとはなりません。
その後も長い時間ボールを持つことは出来ましたが、最後のところで技術がぶれてしまい、効果的に攻撃することが出来ず前半終了。

ハーフタイムに相手の変化を観ることやアクションを逃さないことな土を共有して後半に挑みます。

後半開始4分。後ろからビルドアップをして左サイドの飯田へとボールを送ります。飯田は中央で待つ中村へとパスを送ります。すると、中村にCBが反応してきた瞬間、中村がそのパスをスルー。その先で古田がフリーでボールを受けます。前を向いた古田はCBと1vs1に。CBを外してシュートを打ちに行きますが、上手くミートが出来ず得点には至りません。
その10分後。相手のゴールキックを木下が跳ね返し、それを途中出場した佐藤が拾います。そのボールをそのままサポートに来た木下へ返し、そこから右サイドへ展開。パスを受けた竹田は相手が出て来たのを見て中央の杉本へ。ペナルティーエリアラインでパスを受けた杉本から木下→佐藤へと繋ぎます。
フリーになった佐藤は迷うことなく左足を振り抜きましたが、シュートはギリギリのところで相手にブロックされてしまいます。
その後もボールを動かしてながらゴールを目指しましたが、得点することが出来ず0-1のまま試合終了となりました。

自分たちがこの夏に積み上げて来たものが、自信ではなく過信になってしまったのか、全員が上手くまとまれずに試合へ入ってしまったような展開となりました。
小さなミスが多く、ミスをした後の仲間との繋がりを作るような会話は少なく感じたこの試合。

もう一度自分たちの本来あるべき姿に立ち返って傲ることなく、献身的に情熱的にサッカーに対して取り組み、自分たちが目指すものはどんな道の先にあるのかを選手たちと一緒に確かめたいと思います。
また、彼女たちのプレーを観に足を運んで頂いた皆様に彼女たちの情熱や感動・希望を感じてもらえるように、ピッチの上で躍動しているプレーを観てワクワクしてもらえるように、大きな声で応援をしてもらえるように、観戦に来た頂いて皆様が誇りに思えるようにプレーが出来るように、練習で必死に努力を積み重ねていきます。そして、冬の全国大会で必ず今日の悔しさを晴らしたいと思います。

本日は保護者の皆様・サポーターの皆様・関係者の皆様、ご声援誠にありがとうございました。

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 日高欣弘