セレッソ大阪スポーツクラブ

U-15女子リーグ関西(後期) AC.gloria girls戦|レビュー:

2023.09.11
2023年9月10日(日)JFA U-15女子サッカーリーグ2023関西(後期)
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 2-4 AC.gloria girls
試合詳細 >
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本日、JFAU-15女子サッカーリーグ2023関西 第13節 Ac gloria girls戦が行われました。
長い中断期間が明けて、久しぶりのリーグ戦。残りは今節を含めて2試合、重要な一戦です。

序盤、相手のドリブルで自陣への侵入を許し押し込まれる展開となります。ゴール前にボールを運ばれますが、決定的なピンチは迎えません。
試合の流れが落ち着き始めた前半10分、林優明から池田へスルーパスが出ます。池田がゴール前まで運び、ボールがこぼれたところにパスを出した林が詰めていました。そのままGKとの1vs1を冷静に決めて、早い時間帯に先制します。
その後、最終ラインからのボールをボランチの下高と牧之瀬が相手のギャップで受けられる場面が増えてきます。前半15分には、前を向いた下高から右サイドの竹田へパス。竹田はドリブルで持ち上がりながら、斜めに走った池田へパスを選択します。池田はスムーズなコントロールからシュートを放ちますが、ここは惜しくもバーに嫌われます。
前半17分でした。相手DFからのワンタッチのロングボールがCBの背後へ出されてFWに走られます。GK関口が飛び出しますが、相手FWが先にシュートを放ってボールはゴールへ転がってしまいます。これでスコアは1-1になり、振り出しに戻ります。
気持ちを切り替えて攻めに転じたいところでしたが、直後の相手FK。距離は35mほどありましたが直接狙ってきます。高めに飛んだボールにGK関口が対応しますが、触ることができずゴールを許します。これでスコアは1-2、セレッソは追いかける展開になります。
FWを前線に残して守備を固めてくる相手に対して、セレッソはSBやボランチが前向きにボールを受けて前進することができます。そこからさらに前線へボールを入れていきますが、受け手が相手DFに捕まっている状態での単調なパスになり、スムーズな崩しに持ち込めません。
相手のロングボールでのカウンターや密集の中でのドリブル・スイッチプレーからシュートを打たれますが、前半残り時間は得点を許しません。

1-2のスコアでハーフタイムに入ります。相手の守り方を観ながらSBを相手陣内へ侵入させること、全員がボールを受けながら相手ゴール前に攻撃の厚みを持たせること、相手のロングボールに対する準備を早めることを確認して後半へ向かいます。

相手陣内に攻め込むシーンが多かった中で、後半5分にまたも相手のロングボール。このボールからドリブルで左サイド深くに侵入されグラウンダーの折り返しを入れられます。これを中央の選手にワンタッチで合わせられ3失点目を喫します。
さらにその10分後でした。相手CKのこぼれ球から最後は押し込まれてしまい、1-4となります。
3点差とされ、得点を奪うためにゴール前を崩しにかかります。
後半21分、右サイドの竹田から中央の中村へ斜めのパスが入ります。中村は池田とのワンツーで抜け出し、コントロールから左隅へシュートを決めます。狭い場所で技術とタイミングが一致したゴールでした。

その後も得点を狙いにいきますが相手を崩しきれず、2-4で試合終了を迎えます。

ゴール方向を意識したプレーはいくつかありましたが、相手がいる中でボールを正確に扱いながら、観て判断してプレーすることはさらに追求していかなければいけない、と感じました。また、相手ボールに対する守備の準備やボール際の対応も磨いていく必要があります。

重要な試合であることは理解していましたが、指導者含めて準備不足や隙があったのかもしれません。リーグ戦は残り1試合。時間は限られていますが、もう一度気持ちを入れ直し、後悔の無いように良い準備をして臨みたいと思います。

遠方まで応援に駆けつけていただいた皆様、ありがとうございました。
今後も応援よろしくお願いいたします。



セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督 金澤史朗