セレッソ大阪U-13選抜 スペイン遠征 6日目の報告です。
アルネドカップ最終日の朝を迎えました。
最終戦の相手は、地元アルネドのクラブE.F.アルネドです。
スペイン遠征の最後の試合ともあり、追い求めてきた強い個人、そしてその個人が織りなす強い集団を表現するため、持っている力を全力で相手にぶつけます。



立ち上がりから相手を圧倒するアグレッシブなプレーでセレッソ大阪のペースを手繰り寄せます。
フォワードで出場した神楽所、水野が起点となり、相手のゴールを脅かすシーンを作り出します。
前半8分には遠目の位置から水野が、11分にはコーナーキックのチャンスから井上が、15分には神楽所がヘディングでゴールを奪い3-0で前半を終えます。
ハーフタイムには、ボールを握れているときの崩しに対してより多くの関わりを持つことと、相手のカウンターパンチは頭の片隅に置いておくことを共有して後半に臨みました。
後半もギアを上げて相手のゴールに襲いかかります。
ディフェンス陣も前線に残る強力な相手フォワードに対してしっかりリスクマネジメントを行い、危険なシーンを作られません。
その後、試合は複数名が得点に絡み、最終的には9-0で勝利を手にすることができました。
点差はついた試合になりましたが、最後の最後まで自分たちのスタイルを貫いた、自分たちを表現できた試合になったと思います。
◆試合詳細は
こちら
試合後には、過去セレッソ大阪としてアルネドカップに参加していた時に、幼少期からセレッソ大阪を応援してくれていたE.F.アルネドの選手と記念写真を撮りました。
これまでのセレッソアカデミー先輩方の活躍や振る舞いによって、セレッソ大阪を応援してくれる人がたくさんいることを感じることができました。

試合後は、上位トーナメント決勝戦のCAオサスナvsセルタ・デ・ビーゴの試合を観戦しました。
グループリーグではセルタが2-1で勝利を挙げている今大会2度目の対戦カードになります。
両チームのサポーターの声援に包まれ会場のボルテージも最高潮に達したところで試合はキックオフを迎えました。

自分たちもグループリーグで対戦した2チーム。あと1得点、あと勝ち点1があれば、決勝のその舞台にセレッソが立っていたかもしれないと思うと、細かな部分の重みを痛感させられます。
試合はお互いに、譲らず2-2のスコアでPK戦にまでもつれ込み、最後はセルタが優勝を手にしました。
決勝戦後には、全チームの選手・スタッフがセレモニーに参加しました。


セレモニーでは、大会を長年に渡りサポートしていただき、セレッソ大阪のことを応援してくださったスタッフの方に、感謝の気持ちを伝えました。

セレモニーが終わり、バルセロナへ移動をしました。
バスでの5時間の移動中は、激闘の疲れからか静かな様子で、あっという間にホテルに到着しました。
明日は、スペインでの活動の最終日になります。
FCバルセロナのミュージアムや観光を楽しみながら、さまざまな文化を体感できる一日にしたいと思います。
(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 田端 勇規)
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