U-13選抜 スペイン遠征の6日目の報告です。

10時15分、ホテルでミーティングを行い、試合会場へ向かいました。

決勝戦だけあって、昨日のスタジアムとは違った雰囲気を作り出していました。

ピッチ内アップを前に、池田コーチが選手たちに闘魂を注入します。

最高のヴォルテージの中、選手たちが入場します。

決勝戦12時キックオフ、FCバルセロナ戦。決勝は25分ハーフの試合です。

FCバルセロナのキックオフで試合がスタートします。
FCバルセロナは、トップチーム同様に4−3−3でポジションを取り、ポゼッションから攻撃を組み立ててきます。セレッソは、組織した守備でFCバルセロナにチャンスを与えません。攻撃では、相手の背後を取りに仕掛けますが、FCバルセロナの守備に思うようにチャンスを作らせてくれません。前半を0-0で折り返します。
後半5分、試合が動きます。相手のビルドアップをカットした原口選手から波床選手へ、フリーになった足立選手がパスを受けるとゴールへ仕掛けシュート放ちます。1度は相手DFにグロックされますが、詰めていた石渡選手がゴールに突き刺し、1-0とセレッソが先制します。失点したFCバルセロナは、サイドへボールを展開し突破を試みますが、定本選手が1対1に負けず、相手に仕事をさせません。後半16分、相手のCKから、こぼれ球を押し込まれ、1-1の同点とされます。ここから、FCバルセロナが攻撃のギアをあげます。後半20分、チャンスが訪れます。相手ボールをカットした定本選手から、石渡選手にボールが入ります。1度失いますが、石渡選手がプレスに行きます。中央へ入れたパスを足立選手がカットすると、相手の背後へアクションをした石渡選手へパス、GKとの1対1を冷静にゴールへ流し込み2-1と、再びセレッソがリードします。アディッショナルタイムは2分。FCバルセロナにCKを与えてしまいます。相手GKの上がってくる展開に、セレッソはGK東選手がパンチングで、ボールへアタックすると、相手選手の前にボールがこぼれ、強烈なミドルシュート放ちます。しかし、キャプテン丸岡選手が身体を張ってシュートをブロックします。ボールが相手コートへ転がると、試合終了のホイッスルが鳴り、セレッソが初優勝を果たします。
◆試合詳細は
こちら
見事、第28回アルネドトーナメントのチャンピオンになったセレッソの選手たちは、感情を爆発させます。

アルネドトーナメント、優勝トロフィーを掲げる、最高の瞬間です。

今大会MVPに足立選手が選ばれました。

その後、アルネドからマドリードへ移動しました。
明日は、午前にレアル・マドリードのスタジアムツアーを行い、日本へ向けて出発します。
(セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 笹方和樹)
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